看護師の働く場所は様々ありますが、中でも小児科は女性にとってメリットの多い職場です。
働く看護師の中には、これから自身の妊娠や出産、子育てを控えている人もいるでしょう。
小児科という分野では、それらに関する知識をしっかりと身に付けることができるので、実生活で大変役に立ちます。
小さい子供は、まだ喋ることができなかったり、自分の伝えたいことをうまく表現することができません。
小児科で働くと、そういったサインに素早く気付くことができます。
また、月齢に伴う成長の正常異常や様々な病気の可能性の見極めなど、小児科で得た知識や技術は、日常生活を送る中で強い安心材料になるでしょう。
子供が楽しいと感じる話し方や遊びなどのコミュニケーションスキルも、看護を通じて学ぶことができます。
子供は、日々成長していくものです。
昨日できなかったことができるようになるなど、身近に成長していく子供の様子を見ていくことができます。
病棟の場合は、その成長発達をより把握しやすいでしょう。
子供は人との関わり合いを通してより成長していきます。
そうした成長の過程に、看護を通じて介入する立場に立つことも、看護師自身の成長へと繋がります。
また、看護の対象が小児であるということは、家族との関わりも必要です。
病棟の場合、なかなか子供に付き添えない家族に対し、その日の出来事などを伝えるという大事な役割も担います。
今日どんなことをして過ごしたのかや、楽しそうにしていた出来事などを伝えることで、心の負担の軽減に繋がります。
小児科は、子供やその家族の両者が看護の対象になるということを覚えておくと良いでしょう。